ネイリストの社窓から Vol.86
せっかくのネイルがもったいない!写真によくある残念例…
ご自身でサロンをされている方や、セルフネイルをされる方、よくネイルサロンへ行かれる方などは、ネット上のサロン紹介ページやぶろぐ、インスタグラムなどでよくネイルの写真を目にしますよね。
そんな時、「デザインは素敵なのに、写真が少し残念。。」「写真のせいでデザインの良さが伝わってこない」と感じることはありませんか?
せっかくの自慢のネイルを、なるべくキレイに写真におさめてみんなに見てもらいたい、という方がほとんどだと思いますが、「なかなかうまくネイルの写真が撮れない」という方も多いのではないでしょうか。
そこで今回から6週連続で、
『ネイルの写真をより素敵に撮るにはどうしたらいいか?』をテーマにしたコラムをお届けしたいと思います。
まず第一回目のテーマは、
『せっかくのネイルがもったいない!写真によくある残念例…』です。
まずはいくつかの写真を例に、一体どこか良くないのか客観的に分析してみます。
【例1】全体的、または部分的にせっかくのネイルデザインがぼけてしまっている

【例2】ネイルにモノや人の影が写りこんでしまっている

ネイビーの一色塗りのベースですが、チップの中に部屋の蛍光灯や人の手などが写りこんでいるのがお分かりでしょうか?黒や紺色、赤色やオレンジなど、くっきりとしたマットカラーはこのような写りこみが起きやすいので注意が必要です。
【例3】写真が暗い、または光が当たり過ぎている

(左)全体的に暗く、偏りもある (右)明るすぎて部分的に柄が白トビしてしまっている
【例4】ネイルのせっかくのキラキラ感、ツヤ感が死んでいる

カラージェルのツヤや、ラメ・ストーンの輝きが死んでいて、全体的にくすんだ印象ですね。
主な原因は光不足です。光があまりない場所で撮ったり、ネイルが何かの影に入っている状態で撮影してしまうとこのようにツヤや彩度のないカサついた写真になってしまいます。
【例5】背景が汚い、端のほうに関係ないモノが写りこんでいる

写真の端にイヤホンコードが写りこんでしまっています。これはちょっとあからさまな例ですが、写真のフレーム全体を一枚の絵としてとらえた時に、少しでも隅のほうに関係のない物が見きれているだけで一気に素人っぽい印象になってしまいます。撮影するときは、撮影対象ばかり気にかけるのではなく、フレームの隅まで気を配りましょう。
【例6】手のシワが目立つ

どちらの写真の手がきれいに見えますか?
迷うまでもなく右の写真ですよね。左の写真は指に力が入り過ぎていて、関節のシワが目立ってしまっています。指の関節はなるべくふんわりと、シワがよらないように気をつけて撮りましょう。
また、爪さえしっかり写っていればいいや!ではなく、ネイルをしている手全体がきれいに見えるよう、関節はゆったりと、ポージングは自然に、リラックスして撮るようにしましょう。
【例7】手のポージングが不自然、手が力み過ぎている

なんだか見ているこっちまで力んでしまいます。無理に爪を写そうと、指の形も不自然。
せっかく可愛いガラスストーンを持っていても、これでは握りつぶそうとしているみたいです。
しかしこのように、爪を写そうとがんばり過ぎて不自然なポージングのネイルの写真がけっこう多いのです。ネイルのデザインは分かっても、写真としてはあまりオシャレではありませんね。
【例8】フレーム内の構図・バランスが悪い

不規則に爪先があっちこっちに向いたチップたち。
不自然に空いたスペース。
見ていてなんだか不安になりませんか?
オシャレをねらったつもりが、単に無造作な作業机の上を間違ってシャッターしちゃった!みたいな印象に。
チップの並べ方って、難しいですよね。余白のとり方も、モチーフとフレーム枠とのバランスを考えないとただの不自然なスペースになってしまいます。
【例9】何がメインか分からない、柄が小さくて見にくい

なんとなくオシャレな小物たちを散りばめてみたものの、欲張り過ぎて肝心のネイルチップが背景に埋没してしまっている印象に。ネイルのデザインも、これだけヒキで撮っているとディテールが分かりづらいですよね。
オシャレな写真を意識することも良いですが、これでは主役のネイルが目立たなくなってしまって本末転倒です。あくまで主役はネイル、ネイルデザインをしっかり見せて、邪魔しない程度に背景をセッティングしましょう。
【例10】ネイルのデザインと背景に関連性がない

一見よく撮れているように見えますが、なんとなく違和感。。
こちらはネイルのデザインが夏のモチーフなのに、背景がニット素材でテーマがちぐはぐですね。
写真としてはモチーフと背景にきちんとテーマの一貫性があることが望ましいです。
【例11】背景や小物がやすっぽい

タオルを下に敷いて、造花を添えてみましたが、なんだかタオルや造花の素材感がバレバレ過ぎて、写真が安っぽくなってしまっています。ネイルの写真にファブリックや植物を合わせることは多いと思いますが、いかにも安っぽい材料と組み合わせてしまうと逆効果です。造花を使う場合、遠近感をつけてうまくぼかしてみたり、造花と分かりにくいようなものを選んだりしましょう。
ざっとこんなところでしょうか。
実はこれらの残念例、私たちスタッフもよくやってしまいます。。
まずは自分の撮った写真を客観視してみて、上記のような残念ポイントをチェックしてみましょう。
残念ポイントが見つかったら、そこを改善してくださいね。
次回は、『ネイルのきれいな撮り方<基本編>』です。
光の当て方やピントの絞り方などの基本的な部分をおさえつつ、1枚の写真としての魅力的な見せ方などもお伝えしたいと思います。
お楽しみに♪


