普段良く使う「ありがとう」という言葉。
みなさんはこの言葉の語源をご存知でしょうか…?
今回は「ありがとう」の語源である
「ありがたし」のお話です。
私はTATに入社してはや12年になろうとしていますが
新入社員のころの研修で、こう聞かれたことがありました。
『「ありがとう」の反対語は何ですか?』
「ありがとう」は日常的に使う言葉だけど、反対語ってあまりピンときませんでした。
皆さんはご存じですか?
答えは「当たり前」です。
「当たり前」とは「 だれが考えてもそうであるべきだと思うこと。当然なこと。」ですね。(大辞林より)
その反対で「有る」ことが当然ではなく、「難し」(難しい)ので「ありがたし」なんですね。
原典は法句経というお経の一節。
『人の生を享くるは難く やがて死すべきもの 今いのちあるは 有り難し』とあります。
今生きている私達は、数え切れない偶然と無数の先祖の計らいで生を受けて誕生したのだから、命の尊さに感謝して精一杯生きましょう。と言う教えから生まれた言葉です。
やがてそれが、当たり前の事を当たり前と思わず、当たり前と思える事にでも感謝の気持ちを表す言葉として『有り難し(ありがとう)』になったのです。
そう考えてみると、今、生きていることはもちろん、こうやってブログを書けることも読んでくれる人がいることも、隣に同僚がいてくれることも、当たり前じゃない。
ありがたいことなんだなと感じます。
仕事をして、だれかにありがとうと言ってもらえることもありがたいですね!
皆さんは日々どんなことにありがたいなと感じますか?(^^)