STORY 02
自分で居られるTAT
スタッフの成長の物語
TATとの出会い――
私の大学生時代は今とは違い就職が大変な時代でした。
その時の自分は、何をしたいかがまだ漠然としており、志望動機がはっきりしないままで、とにかく大手企業へのアプローチを続けていました。
そんな状態でも就職活動自体は意外と順調に進むもので、第二次、第三次と面接が進み、最終面接へと局面が移る中、東日本大震災が発生。
就職活動は一旦その時点でストップし、7月の再開を待つことに。
しかし何か不安や手持ち無沙汰感があり、もう少し別の就職先も見てみようかな?と思ったときに出会ったのがこの会社、TATでした。
最初は前述した通り、軽い気持ちでの説明会参加でしたが、飾らないアットホームな雰囲気に魅力を感じ、だんだんとこの会社の事が気になって仕方なくなっていました。
よく調べてみると、ちょうど成長期の最中で会社としても伸びており、社員の年齢も若いことから、早い間にチャンスが訪れる事も期待できました。
それまで受けていたでは企業では、自分を企業側に合わせるような違和感を感じることも多く、どこか本気になれそうにない感覚があったのですが、自分の事を良く聞いてくれるところや、会社の事を教えてくれる姿勢など、他にはない魅力を多く感じました。
また、私が昔から大切にしている「鶏口牛後(※)」という言葉も、ちょうどこの会社にぴったりな感じがして、気づけばここに入ることが目標になっていました。
※大きな集団や組織の末端にいるより、小さくてもよいから長となって重んじられるほうがよいということ。
あれよあれよと最終面接まで進むことができたのですが、当時の社長の直樹さん(この会社では役員にも下の名前にさん付けで呼ぶんです(笑))がラスベガスに行くので最終面接が7月まで結局伸びてしまったのは、今では笑い話ですが当時は本当に大丈夫かドキドキしました。
ただやっぱり周りの大学の同期達の就職先と比べると、中小企業で名前も通っていないため、劣等感を感じることもありましたが、背伸びや自分を飾ることなく自分を選考してもらえたので、この会社に入社できて本当に良かったと感じました。周りの同期との差もすぐにモチベーションに変わりましたし。
初めての成長機会――
入社後、初めて成長機会を得たのは、お客さまにお叱りを受けたことでした。
ちょうど少し仕事ができるようになりつつあった時で、ビジネスマナーや原因がわかってからの次の行動、改善策など…この時に多くの事を学ばせて頂きました。
直接的なミスでなくても自分のミスと捉えられるか、常に会社の顔として行動することの必要性を学んだのもこの時です。
その後もこのお客様から教えていただいたことは多く、今では担当が変わった後でも色々とご相談をいただけるようになりました。
この会社と取引のあるお客様には、こういった成長機会を与えてくださるお客様は多いように感じます。言葉で伝えていただけるというのは本当にありがたい事です。
TATが今の状態に成長できているもの、こう言ったお客様に恵まれているからなのかも知れません。
拡がる視野――
その後入社4年で結婚、さらに第一子を授かり、現在課長職に就いています。
プライベートや役職を得るごとに変わったと感じるのは“視野”です。
家族ができるタイミングで後輩もできるようになって、徐々に視野が広がり、お客様の為、業界の為、家族の為、後輩の為…
様々な物が見えるようになったというより、見ようとするようになりました。これも成長の一つだと感じています。
この間には会社を去って行った同期も居ました。居なくなった同期の分まで、自分は後輩から目標になる先輩になろうと努力してきました。
これからも自分を取り巻く環境は常に変わり続けると思いますが、この会社であれば、その度に成長機会を得ることができる気がします。
これからのTAT――
私がこの会社での生活で大切にしてきたのは“感謝”です。
なかなか思っていても言葉にできなかったことが多かったのですが、最近では心の底から色々な人に伝えれるようになってきました。
仕事でも家庭でも、傲慢になってはいけない。感謝の気持ちがあれば、自ずと伝え方も変わるものです。
今はこの会社の未来を創るためにはどうすれば良いかを考えています。
一人で生み出せる価値・お役立ちではなく、みんなでいかに大きな価値・お役立ちができるか。
そのための種まきをしていかなければなりません。
個人のスキルや考え方のレベルを上げることで会社の成長に繋げていきたいです。
自分ひとりで出来る事に限りがあることを理解し、周りのスタッフと一緒に大きな事を成し遂げる。個人視野から全体視野への変更。
後輩を育て、成長を続けることにより、理念にもある物心両面の幸せをみんなで実現したいです。